味噌汁の歴史
このように日常的になるには時間がかかったのですね。
味噌汁が食卓に登場したのは室町時代の頃と言われている。元々は田舎料理で主に農家などで作られていたものであったが、時期が経つにつれ様々な階層にも次第に普及し、やがて日本人の食卓に欠かせないものになる。料亭で出されることもあるが、たいていは家庭で作られる家庭料理の代表である。鰹節や煮干しなどで出汁をとり、食材と味噌で味を作るという、調理法としてはシンプルな料理であるといえる。
調理時間も十分ほどと、食事をする少し前でも作ることが出来る。そのため朝の忙しい時間帯のご飯のお供にと日本家庭で毎日のように作られ、食べられるようになり、日本料理の代表的なものと言われるほどに普及するに至った。しかし、調理法はシンプルながらもこの料理の味は非常に繊細で奥深い。おふくろの味と称されるように、作る家庭によって十人十色の味となる非常に特徴的な料理でもある。
味噌の種類・出汁のとり方・出汁に使う材料は各家庭レベルで千差万別で、日本人の個々のアイデンティティをも示す食物の代表的な存在にまでになっている。
味噌汁は、戦国時代に陣中食として普及したとする意見もある。その根拠としては、各地に残る味噌には、戦国武将の考案によるものとされるものがあること(上杉謙信の越後味噌、伊達政宗の仙台味噌など)、保存が利く味噌が陣中では重宝されたことが挙げられる。調理が簡単で大量に作れるみそ汁は陣中食として考案されたとする説もある。里芋の茎を味噌で煮しめた芋がら縄は、ちぎって陣笠に入れて熱湯をかければ簡単に味噌汁ができる陣中食だった。石田三成は、「熱湯に焼き味噌をかき立てて飲めば、終日米がなくとも飢えたることなし」と語ったとの言い伝えもある。陣中食としての味噌汁は、むしろご飯に味噌をかけて湯を入れたものである事も多く、元々「汁かけ飯」だったものが、後にご飯と味噌汁の組み合わせに変化していったとも言われる。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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